DIESEL SHIBUYAの恒例インスタレーション "DIESEL HOME COLLECTION INSTALLATION PROJECT”。2015年バージョン完成オープニングに行ってきました。
毎年建築家やデザイナーがホームコレクションエリアの空間デザインを手掛けており、第5弾となる今回は、CHOP+ARCHI建築設計事務所の大久保博夫氏が担当した。
「自然発生」とは、人為によらず、偶然的なきっかけによって物が生ずることを指す。型にはまらない住まい・日常の提案だ。
〈スイッチルーム〉
内部はGLASS DROPのやわらかな光が包み込む。
今回の展示のために造った階段や床の段差は、構造用合板にメッシュを張り、繊維モルタルを塗込んで仕上げた。
〈リビング〉
〈ベッドルーム〉
〈キッチン〉
テーブルウェアは、工業用のギアや歯車をモチーフにした 〈MACHINE COLLECTION〉。
これら壁面の階段什器はシナ合板で箱状に工場製作し、下から順々に積み上げるようにして取付た。
部分的に壁から支持材を持出し固定してある。
大久保博夫さん。「自然発生的に生まれる形状に興味がありました。自ずとできた起伏などはどこか居心地が良く、座る場所にしたり、ディスプレイ棚にしたりと、皆自然と何かを当てはめる行為に及びます。今回は、ものにとってもふさわしい場所が生まれる仕掛けを、段差を用いて表現し、それぞれの物体が持つ自発的な存在場所を創出するという試みです。」
7月下旬にはインスタレーションのリニューアルが待っており、床と壁にあらたな素材が貼り込まれる予定。
DIESEL側も「今までにない案に魅力を感じた」という今回のインスタレーション。次なる空間も期待できそうだ。
【DIESEL HOME COLLECTION INSTALLATION PROJECT】
タイトル: Spontaneous (スポンテニアス) – 自然発生的 –
会期: 2015年2月28日(土) – 2016年2月14日(日)
会場: DIESEL SHIBUYA
詳細: www.diesel.co.jp/art/hiroo-okubo-3
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