ブルースタジオがリノベーションを手掛けたオフィスビル「SodaCCo - ソダッコ」の内覧会に行って来ました。「子どもとクリエイターの『育つ』が出会う、みんなのビル」がテーマ。
1~3階は子供をテーマとした事業者向けのテナントスペース。4〜6階はコアテナントととしてクリエイター専用シェアオフィス〈co-lab 代官山〉が入居する。
BEFOREの写真。佐藤商会は代官山を本拠地としており、リノベーションに際して単なるテナントオフィスではなく地域に根ざしたオアシスのような場所として生まれ変わることを目指した。
建物前面セットバック部分は植栽豊かな街の〈ポケットパーク〉で、子どもたちが遊び、クリエイター達がリフレッシュするスペース。
〈ポケットパーク〉はピロティも含み、右のレンタルイベントスペースと合わせてワークショップやセミナー、展示会など様々な形で利用することができる。
その他1階には託児施設などが入居する予定。
レンタルイベントスペース〈SodaCCo STUDIO〉
当日も子供・キッズをテーマとしたポップアップショップやワークショップが開催されていた。
2階へ。
船のデッキを思わせる〈ウッドテラス〉は子どもたちとクリエイターたち、ご近所さんたちがやってくる出会いの場。帆布のオーニングによって雨や強い日差しを和らげる。
2階エントランスホール。2階には4つのテナントスペースがある。
エントランスラウンジのカフェ〈バード〉。
ピクニックをイメージしたカフェは、人工芝が敷き詰められた可愛らしい雰囲気で家族連れにも入りやすい。
奥には書籍コーナー。
サンルームは半屋外的空間。
今回建物は築44年とあり、耐震補強工事が行われた。鉄骨ブレースも上手くデザインエレメントに変身。
〈ウッドテラス〉でのワークショップの様子。
3階は5つのテナントが並ぶ〈ショーウィンドーオフィス〉。スケルトン天井にモルタル床の無骨なインテリアは、改築など自由なアレンジをすることも可能。各テナントの交流とともに、多様なアクティビティが生まれるオフィスを目指す。
既に入居しているショップ〈いろくみ〉。
この日はPOP UPショップ〈船出のマルシェ〉が開催され、テナント以外の外部参加もありオープニングを盛り上げていた。
4〜6階はクリエイター専用シェアオフィス〈co-lab 代官山〉。4階にあるコンシェルジュ(受付)。
1ヶ月前にオープンしたばかりだが、既に6割が稼働しているそうだ。
「入居するのは子どもをテーマとして活動するクリエイターばかりではありませんが、教育や玩具などに関わる会社なども入居を予定していますので、此処から沢山のコラボレーションやプロジェクトが生まれて行くのではないかと期待しています」とco-lab代官山運営の田中陽明さん(春蒔プロジェクト株式会社)。
4階は1〜3名用の小さなレンタルブースが22個、レンタルデスク9名分が長屋状に配置されている。賃料は¥32,000〜¥102,000/月。
5階共有スペース。
同フロアには4〜8名用のレンタルルーム(¥105,000〜¥220,000)が12部屋とミーティングルームがある。
その上の6階にはさらに75m2、110m2とルーフバルコニー付きのレンタルルームが2部屋(¥400,000、¥570,000)。
遊びが仕事の子供たち、遊ぶように働くクリエイター、地域住民も参加しながら、クリエイティビティーを一緒に育てる場として発展していきそうだ。
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