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塚田眞樹子による横浜の住宅「Grass Cave House」

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塚田眞樹子 (Makiko Tsukada Architects) による横浜の住宅「Grass Cave House」を見学してきました。 逆 "く"の字に曲がる変形の敷地に建っている。

 敷地面積97m2、建築面積56m2、延床面積97m2の木造2階建て。屋根にふさふさと芝生が見える。

 敷地の奥に向かって低く傾斜するガレージの屋根。2階の屋根は逆に奥に向かって高く傾斜している。外壁はモルタル下地にマジックコート吹き付け仕上げ。


 ガレージの床にも塗装が施されている。そこへ角度が付いてエントランス。通常一番左の引戸のみを開閉することになる。

 中へ入ると、薄暗く低い。土間のような空間の中央にボックス状の何か...


 右側から回り込んでみる。

 ボックスの内側は明るくなっている。右側が寝室スペース。

 ボックスの内側は洗面台と浴室だった。浴室の天井は半透明で光が差し込でいるため明るかった。実際にはもう一枚ガラスがはめ込まれる予定。

 ボックスの反対側からエントランス方向を見ると、構造合板の木目が怪しく反射し、まるで "洞窟"だ。

 トイレは一転して白く明るい。ハイサイドライトが設けてあるためだ。正面のドアは入ってきたドアでなく、敷地の横に出られる裏口。


2階へ。

 2階へ上がると洞窟はここで少し開きガレージ上の芝生が見える。

 借景の緑と連続しているのが分かる。

 振り返ると1階同様回遊式になっている。

  洞窟は最上部で空に向かって広がる。

 キッチンの後ろにあるのは浴室に光を導いていたコア。このコアは耐力壁としても重要だ。

 上からは外部が絶妙に緑しか見えない。

 キッチンの換気扇はミラー仕上げなので周囲を映し込みその存在が消えている。

 コアの中はパントリーになっている。そして上へあがるハシゴもあるので登ってみると...

 芝生! ふかふかなので寝転がるには最高。芝生の下は人工土壌が敷いてある。


 芝生への水やりはタイマーによって自動散水される。室内環境にも有効だ。因みにメンテ中の転落防止に上の写真の右上に命綱用金具が付いている。


「敷地の西側に大きな公園があるため、その延長のような緑を洞窟の上に載せてみました。洞窟は敷地をぐぐっと持ち上げてつくったすみかで、入り口は低く狭くなっているのですが、奥へ上へ進むにつれ広がりながら開放していきます。」と塚田眞樹子さん


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