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「紙と構造 - ハンドメイド・ストラクチュア」展レポート

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11月28日より神田にある竹尾 見本帖本店展示にて始まる「紙と構造 - ハンドメイド・ストラクチュア」展に行ってきました。(Handmade Structure Exhibition) 

 「柔らかい平面の紙は立体にすることで様々な形態を生みだすとともに自立する剛性を持つことができる。」
構造設計家3組による新たな紙の魅力と可能性を構造という視点から提案するというもの。


 小西泰孝+北村直也〈繊維の壁〉


 「紙は繊維の集まり。薄い紙を厚さ方向に引き延ばしたら壁が出来ないかと考えた。1mmの厚みの物を30mmに引き延ばしたイメージ。」


 植物、羽毛、羊毛、ナイロンなど様々な繊維を立体化し、検討した。


 今回は通常紙には使わないがナイロン繊維で光が透過するパーティションを展示した。


 佐藤淳〈本気の折り紙に学ぶ -バイソンを折ってみる- 〉


 4m角の大きな和紙1枚を複雑折りでバイソンを作った。 


 「本当の複雑折りの表現はものすごいが、自立を求められないので出来上がった後針金でフレームを入れるそうだ。しかし構造家が作る場合はそうはいかない。バイソンのプロポーションからは少々離れてしまったがこのボリュームで "自立している"ことを見てください。」


 折り方の設計図も展示されている。


 ローラン・ネイ+渡邉竜一〈ふくらむ紙の可能性 -紙の空気膜構造- 〉


 「紙の空気膜構造の提案です。薄い和紙が空気によって温もりのある立体構造になる。子供用の部屋やソファー、パーティションなども可能ではないでしょうか。」


 内側にコーティングされた紙二枚をノリで貼り合わせ、ハサミで切り取ることでできあがる。


 空気はポンプで入れ、逆止弁によって中に留まる。


 本展の企画・ディレクションは中崎隆司。


 グラフィックデザイン・会場構成はNOSIGNERが担当。


 NOSIGNERデザインによるDM。


 折り目を折り曲げて、


 丸めると立体構造物が出来上がる。


オープニングパーティーでは紙で出来た皿も。

【紙と構造 - ハンドメイド・ストラクチュア】
日時:2013年11月28日~2014年1月17日

場所:見本帖本店展示
主催:株式会社竹尾
詳細:www.takeo.co.jp/site/event/central/201309.html

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