青木淳建築計画事務所やムトカ建築事務所らがインテリアデザインを手掛けた、六本木のギャラリーコンプレックス「complex665」の内覧会に行ってきました。
麻布警察署裏手の路地を入り、六本木の喧噪から少し離れた場所。
麻布警察署裏手の路地を入り、六本木の喧噪から少し離れた場所。
美術館の多い六本木地区の新しいアートスポットだ。
青木淳さんと、ムトカの村山徹さんは師弟関係だが、今回のプロジェクトは全くの偶然だったとか。
展示室は6面白のキューブのような空間。床はグロス塗装で汚れを拭き取りやすくした。
壁上部に見える隙間はエアコンの吹き出し口。
照明には岡安泉も携わり、均質な光になるよう調整が繰り返された。
オープニング展は小林正人による「Thrice Upon A Time」。12月4日まで開催。
オープニング展は小林正人による「Thrice Upon A Time」。12月4日まで開催。
こちらはエクストラの展示室でもあり、商談室でもある。
中央には青木事務所でデザインした楕円のアルミテーブルとスツール。
青木淳さん(右)と、担当の竹内吉彦さん(左)。「二つのスペースはほぼ同じ面積で同じ形をしていますが、照明によってスペースの質を変え、大きな楕円テーブルで様々な用途に切り替えが可能です。」
ムトカが担当した小山登美夫ギャラリーへ。右がシュウゴアーツ。
こちらは内覧会より前、まだ作品が展示されていない状態も見学させていただいた。
ギャラリーA。ヴォールト天井が柔らかな光を生み出している。
床はモルタル。
扉を開けた際、凹凸がでないように一手間加えた納まりに。
コリドール状のギャラリーB。
レセプションと、その背後にバックルーム。
切り出された石を磨き上げたようなレセプションカウンター。
切り出された石を磨き上げたようなレセプションカウンター。
応接室の扉がどこかに隠れている。
突き板同士の目地はゴールドに着色されていた。
応接室は暖色で落ち着いた雰囲気に。
照明はDNライティングのシームレスラインを使用しているが、天井面から不要な飛び出しがないよう埋め込んでいる。
ギャラリーの構成を表した模型。建築家らしく建築的なアプローチで空間を塊のように捉えていることがよく分かる。
村山徹さんと、加藤亜矢子さん。「ギャラリーには壁が求められますが、単に壁を多くするのではなく、3つのギャラリーの大きさや性格を変え、ストーリー性のある展示が可能になるよう計画しました。」
タカ・イシイギャラリーでは、荒木経惟や畠山直哉ら20名によるグループ展「Inaugural Exhibition: MOVED」が11月19日まで開催。
ブロードビーンのショールーム。
シュウゴアーツ:shugoarts.com
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