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千葉学による「瓢喜 香水亭 六本木店」

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千葉学建築計画事務所がインテリアを手掛け、5月6日にオープンを迎えた「瓢喜 香水亭 六本木店(ひょうき かすいてい)」内覧会に行って来ました。場所は六本木から徒歩1分の場所。

既存のテナントビル1階と2階部分、1階 116m2、2階111m2。
暖簾の"香水亭”のロゴを含めサインなどのグラフィックデザインはすべて、東京オリンピックのエンブレムデザインで一躍時の人となった野老朝雄が手掛けている。

瓢喜 香水亭は豚しゃぶなどの料理を出す日本食の店。料理と接客は勿論のこと、内装、音響、香りにもこだわった店として展開しており、千葉学建築計画事務所は、京都、京橋(2店舗)に続く4店舗目として六本木店を手掛けた。
どの店舗もアルミハニカム、銀和紙、木を共通して取り入れているが、それぞれデザインを少しずつ変化させている。


1階廊下。左右にテーブル席の個室が3部屋ずつ並ぶ。


接待利用の客を中心としているが、六本木店は特に外国人利用客も見込み、土足のままのテーブル席を1階に配した。


透過と不透過素材を市松状に施した建具により、閉じてはいるが、中にいても外の気配を伺うことが出来、同様に外からも食事の進み具合などが確認できる。


不透過部には銀和紙が貼り込まれている。ムラのあるものや金がアクセントになっているものなど3種類を使い分けている。和紙は、配膳中などに傷ついたとしても列ごとに簡単に張り替えができるよう配慮されている。


透過部分は6mmセルのアルミハニカムをガラスでサンドイッチした既成のものを使用。


8人掛けの個室。


各室毎に異なるサインで個室を識別する。


アルミハニカム越しに自然光を柔らかく取り込む。




白銀の吹き抜け空間を通って2階へ。


2階は小上がりで畳み敷きの廊下と、掘りごたつの和室が5室。


下足入れもシルバー。


天井高が抑えられた廊下。




最大12名利用の個室。


千葉学さん
「メタリックな空間の中に和を追求しながらも、六本木店では外光を取り入れられる環境でしたので、
積極的に利用しながらデザインしました。アクセスも良く、普段あまり手掛けることのないインテリアの設計ですので、皆さんぜひ利用してみてください。現在新橋店も計画中です。」

【瓢喜 香水亭 六本木店】
内装:千葉学建築計画事務所
設備設計:環境エンジニアリング
ロゴデザイン:野老 朝雄
施工:天然社

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