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「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」レポート/21_21 DESIGN SIGHT

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21_21 DESIGN SIGHTにて2月20日より始まる「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」の内覧会に行って来ました。

 本展は、普段私たちが何気なく接しているあらゆる単位を、科学、日用品、伝統などの視点から体験することで新たな世界を見てもらうというもの。


 グラフィックデザイナー、コピーライター、建築家、研究者など、専門チームメンバーが毎週のように集まり展覧会を作り上げた。また、これをきっかけに何かが派生したり繋がりのある展覧会となるよう参加作家を多めにし、広がりを持たせた点も本展の特徴である。(写真は展覧会チームメンバー:右から:中村至男、鈴野浩一、稲本喜則、岡本 健、菅俊一、寺山紀彦、星田直彦、五十嵐瑠衣、山田遊、前村達也)




メートル原器
北極点から赤道までの長さの1000万分の1の長さをもとに製作され、1960年まで1mの基準として用いられていたメートル原器のレプリカ。

 ギャラリー1
基本的な単位を見せる展示エリア。マッハ1はどれくらいかを知る〈速さの比較〉、1GB分の文字、写真、映像を比較して情報量の違いを視覚化した〈情報の比較〉、お金を様々な単位の視点からとらえる〈お金の比較〉など。



 ギャラリー2
展覧会チームをはじめとする多様なメンバーによる様々な単位を軸とした作品が並ぶ。





 会場構成を担当したトラフ建築設計事務所の鈴野浩一さん。〈AA スツール〉の前で。
「建材は様々な単位で規格統一されています。四八判のベニヤ、120角の集成材などを使って展示台をデザインしました。材と材の隙間をあけて “単位” らしくしましたが、これはポスターのビジュアルの浮遊感ともマッチさせています。」

 〈21_21 DESIGN SIGHTってどれくらい?〉
寺田尚樹/テラダモケイ
「1/100スケールで21_21 DESIGN SIGHTの空間に競技スペースを配置して比較しました。」

 ギャラリー2にすっぽりテニスコート一面分が入ることなどが分かる。


 〈長さの比較 1から100のものさし
寺山紀彦/studio note
1cmの大きさのものから100cmまで100種類のものが壁一面に並ぶ。

 所々欠番があるので「募集中」とのこと。


 寺山紀彦さんと〈お酒スケール〉


 〈コップの中の空間
大西麻貴+百田有希/o + h
人間と蟻など体の単位を変えて想像してみることで身の回りの物の中に沢山の空間を発見する。

 〈ヒューマンスケールの計り
クライン ダイサム アーキテクツ
建築家として空間をデザインする際に、自分たちのオフィスで寸法を感じ再確認するという。日常的に行うスケールとの向き合い方。

 〈二つの円筒
ジャスパー・モリソン
イギリスの小さな街で見つけた二つの円筒に纏わるユニークなエピソード。

 〈無印良品の単位
佐野文彦+無印良品
無印良品のユニットシェルフで組み上げた空間。日本の木造建築の基準である3尺/6尺が元になっている。

Measuring shop
会場1階スペースは単位にまつわるショップとして無料開放しており、展覧会チームの関連商品や、単位をモチーフにしたグッズ、ナカダイの量り売り素材などを購入することが出来る。

【単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?】
Measuring: This much, That much, How much?
会期:2015年2月20日〜2015年5月31日
場所:21_21 DESIGN SIGHT
詳細:www.2121designsight.jp/program/measuring/



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