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「住宅建築賞 入賞作品展 2014」レポート

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7月11日から開催の、東京建築士会「住宅建築賞 入賞作品展 2014」の講評・オープニングレセプションに行ってきました。会場は東京・京橋のAGC studio。
"Residential Architecture Prize 2014"

 30回目を迎えた住宅建築賞のテーマは「新しい時代の住宅」。
入賞作品に5点が選ばれたが、残念ながら金賞は2年連続で選ばれなかった。 


 「西麻布の集合住宅」
安原幹+日野雅司+栃澤麻利/SALHAUS

 「アルマジロ」
田辺雄之/田辺雄之一級建築士事務所

 「森をよけた住まい」
西久保毅人/ニコ設計室

 「重ねの家」
木島千嘉+上原絢子/木島千嘉建築設計事務所

 House-H
岸本和彦/acaa 

2階へ上がる前に一つ情報を。このAGC studioに掛け替えられた螺旋階段は、意匠設計を太田浩史氏、構造設計を佐藤淳氏が担当した。
世界初のサスペンション構造によるガラス螺旋階段で、側面の板を持たず吊り下げでの固定に成功したものだ。
太田浩史氏は1階ギャラリーや、2階スタジオのデザインも担当している。

 2階の会議室(乾久美子氏によるデザイン)では講評・ディスカッションが行われた。


 審査委員は左よりトム・ヘネガン、西沢立衛(審査委員長)、妹島和世、林寛治、藤本壮介の各氏。
「全体の印象としては、設計のレベルが非常に高く精密で、職業的であり、かつ誠実さを感じる。新しい時代の息吹を感じさせる荒々しさよりもむしろ、現在の困難や課題、条件に対して確かな答えを出すという、その等身大の謙虚な姿勢と、設計能力の高さということが最も印象に残る審査だった。」と西沢さん

 入賞受賞者たち。審査委員たちと熱心なディスカッションが行われた。


 講評後はオープニングレセプション。
SALHAUSの3人は右から安原幹さん、日野雅司さん、栃澤麻利さん。

 田辺雄之さん


 西久保毅人さん


 木島千嘉さん(右)と、上原絢子さん


岸本和彦さん(House-Hの取材記事


【住宅建築賞 入賞作品展 2014】 
会場:AGC sudio
会期:7月11日〜8月8日


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