佐藤宏尚建築デザイン事務所 (Satoh Hirotaka Architects) による世田谷の住宅「空の続く家」の内覧会に行ってきました。
外壁は4面全てスレート。建て方が終わってから「何か面白い仕上げにしたい!」と施主の要望で急遽スレートに変更されたそうだ。
木製の門扉の先に玄関アプローチが伸びる。
玄関を入ると左に4台納まるガレージで大きなガラスで仕切られている。右奥が書斎で、左奥が上階への階段室。
2階リビング・ダイニング。何と言っても真っ先に視線が上へ向いてしまう。
3階の一部を吹き抜けにしトップライトを設け、壁面が合わせ鏡になっている。
合わせ鏡の吹き抜けは2列あり、3階建ての2階でありながら大開口窓を設けずに十二分な明るさをもたらしている。
正面と右側に造り付けの家具を予定しているが、施主は住みながらじっくり考える、とのこと。床はアッシュ材、天井は杉材。
室内の壁は総左官仕上げ。きらきらと砂の反射が美しい。
10畳ほどもあるキッチン。コンロの上も杉を使っているが、もちろん防炎処理された材を使用している。
キッチンの裏手に進むと水回り。面取りをして窪ませた壁に鏡が浮いているようだ。
浴室は「代沢の住宅」と同様ドイツ左官の壁面。床には珊瑚砂を使った。トップライトは外観から見える出っ張った位置。
日が落ちると水回りの明かりが淡くスレートを照らし出す。
3階へ。
今回もオリジナルデザインの手摺で設えた。
3階へ上がり北側の主寝室から全体を眺める。3階の内壁はホタテの貝殻を使ったチャフウォール仕上げ。
ドアハンドルはWESTの "WEST 3rd warm"シリーズ。
廊下の奥は子供室。
鏡の大きさは幅6m×高さ4m。1/3サイズの模型を作って検討した。
子供室。チャフウォールを使うと施工時の臭いがすぐ消えるそうだ。
佐藤宏尚さん。「2階を明るくするためにコートや大開口を設けない方法としてトップライトと鏡を組み合わせました。また今回は初めて水澤工務店に施工してもらいました。細かいところまで気を遣い非常に丁寧な仕上げで、とてもクオリティの高い住宅ができました。」
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